2017年32本目。
うーん、それなりに面白いんだけどめっちゃ楽しみにしてただけに限りなく微妙感。。。
ゼロ・グラビティやオデッセイ的なものを期待して観に行ったんだけど、想像よりもだいぶエンターテイメントに寄ってた。ラストに近い部分では「え、そこあえて描かずに終わりにした方が良くない!?」的なのの連続。だいぶ惜しい。
設定が面白くてシリアスなだけに、一歩間違ってたら第2のゼロ・グラビティになれた映画だと思うんですよね。純文学の傑作としての可能性を秘めた設定やテーマなのに、めっちゃ大衆娯楽に振ってきた的な。スタッフロールの映像や音楽とかもチープで萎えた。
でかい映画制作会社だし動員を考えると最大公約数的な分かりやすさを取りにいくしか無かったのかなとか、イミテーション・ゲームの素晴らしさを考えると監督はやりたいことをやらしてもらえたのかな?やっぱり大人の事情?的なことが頭を過る。
でもここまでエンタメに振り切ってるのはある種の清々しさと好感も感じなくも無い。ポテンシャルが高い設定だけに凄く残念ではあるけども。料金分は楽しませて頂いた気がします。
しかしローレンス・フィッシュバーン老けたね。