アベベチゴベナ

ちはやふる 下の句のアベベチゴベナのネタバレレビュー・内容・結末

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

試写会に誘って頂いて、観に行った下の句


率直な感想の前に、上の句の僕の感想を書きます。ネタバレしてます。


僕の半径5mの感想だと絶賛されていますが、僕はハマれませんでした。
広瀬すずかわいい!!→分かります
野村くんがいい!→分かります
机くんにグッときた→分かります

分かるんですよ!みんな褒めてるとこは!
でも、完全に僕の抱えてるトラウマ的なものなんで、アレなんですけど、高校の部活として、どうなのよ!ってとこに、引っかかってしまって乗り切れませんでした。
小学生から野球を始め、平成10年代なのに、殴られて育てられ、高校野球ではドロ水をすすって部活してた身としては、こんな練習しないやつが試合に勝つと腹立つな!って感じがしてしまって。
大会前に山登ったり、机くんが試合放棄したり、試合まで素振りしてなかったり、部活舐めてんのかよ!って思いました。
カルタがマイナー部活だとしても、仮にも高校生の甲子園と同じ熱量か?って感じがしちゃいました。
高校野球の異常性は批判されがちですが、夏の大会負けたら人生が終わるマインドが僕の中にも少し芽生えていたので、ちはやふる上の句は、部活として甘いよ!!

っていう上の句の感想です。


で、下の句

上の句は映画の持つ熱量みたいなのが、ゴリゴリくる分、神経を逆なでされて、先ほど書いた不満パワーみたいなのが爆発したんですけど、
下の句自体が、なんか、ぼんやりしてて、よりファンタジー部活となっていたので、なんかもう爆発もしませんでした。
広瀬すずは激カワなんですけど、行動に感情移入できなさすぎて、ちょっと、もう、この人ついて行けないわってなりました。眼鏡くんに電話しまくってますが、家でやれよ!練習の休憩時間にケータイ使うな!3分以上の休憩はサボりだ!ぐだぐだ休むやつは着替えもタラタラしてんだよきっと!てか、留守電だよね?怖いよ!
てな具合に、千早というキャラクターが、エクストリームすぎて乗れなかったなぁって感じがしました。彼女だけ違う次元というか、許容できない飛び方してました。
野村くんのキャラは、良いキャラになってて、悩むし、練習するし、色々背負っちゃうし、上の句より好きになりました。好きです。
あと、他の3人も良いキャラしてて、練習サボらないし、頑張ってる!良い。汗がいいよ、あの子たち。
あと、名門校のドSくんとか、脇役がちゃんと立ってました。欲を言うと、放課後家で1人で練習する机くんとか見たかった。

クイーンがマジで嫌なやつでしかなくて、1人で黙々と練習するシーン欲しかったなぁ。

ほんと千早の暴走につきると思います。彼女が出てくるたびに現実感がなくなって、どんどん、どうでも良くなっちゃいました。

まぁ、書けば書くほどディスってますけど、良いシーンもたくさんあって、
吹奏楽部のシーンとか、野村くんが連取!って叫ぶところとか、好き。

あ、あと、原作で1番好きなのは、肉まんくんのお姉ちゃんです。1番グッとくるのも、お姉ちゃんのシーンです。大ヒットしたら、ちはやふるの続編できるしょ?そしたらお姉ちゃん出るよね?みんなじゃんじゃんリピートしよう、