yuki

ちはやふる 下の句のyukiのレビュー・感想・評価

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)
4.8
「それにつけても 私服のダサさよ」

上の句がすごく面白かったから期待してたけど、やっぱり面白かった。

前半はカルタ部のすれ違いと成長を描きつつ、新太の葛藤が同時進行で描かれます。
前作ではただただ嫌な奴だった須藤さんがツンデレの片鱗を覗かせ、新しいトラブル要素かと思われた吹奏楽部の存在がよいアクセントになっています。

後半はカルタ部の団体戦と個人戦。そして、相変わらずもやもやしている新太。
新キャラである詩暢がいいキャラしてますね。
カルタ以外興味なさそうな超絶クールなキャラなのに、限定タオルに過剰反応したところで予感はしていましたが、まさに期待通りでした。
そして個人戦で千早の持つタオルに気付いたときの笑みは、まさにラスボス。
クイーンとしての威厳と風格。
何が起こっているのかすらわからない圧倒的な速さ。
これ本当にカルタ?って思っちゃうくらいの絶望感。
勝てる気がしない。まさにラスボス。
日本の映画史に残る素晴らしい演出だと思います(個人差あり)。

カルタ部の絆に後押しされた千早と、カルタをするうちに自然と笑顔になる詩暢。
いい試合でした。

結びも楽しみ。
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