オーレリ・デュポン 輝ける一瞬にの長内那由多のレビュー・感想・評価

トップに立っても10歳からやっている基礎稽古は毎朝絶対に欠かさないオーレリ・デュポン。ルーティンを変えないってすごく大事。ダンサーならではの身体との向き合い方をクラピッシュは注視。コンテンポラリー転向後の、念入りな反復と探究の稽古風景は驚きだったのか、後の『ダンサーインParis』へと引き継がれる。オーレリほどのカリスマ性を間近にすれば、“ダンスができる役者”よりも“芝居もできるダンサー”を探したくなった気持ちはよくわかる。