KANIO

スパイダーマン:ホームカミングのKANIOのレビュー・感想・評価

5.0
今までのどのスパイダーマンとも違った明るいトーンのアプローチで描かれていて、めちゃくちゃ面白い。

キャスティングがとにかく見事で、悪役にマイケル・キートンを置いたのも感慨深いんだけど、よく観るとちょいちょいドラマ畑で活躍している俳優も出演しているので注目。

最早スーパーヒーローが当たり前に存在する世界で、フワフワとした危なっかしいティーンの私生活中心にヒーロー活動が描かれるのはとても新鮮。
少しメリハリが足りない所もあったが、スパイダーマンの始まりの物語にしては充分すぎる。

勧善懲悪で割り切れないヴィランと、未熟で青臭いティーンのヒーロー。MCUの若きスパイダーマンは何を守ろうとして、ゆく末に何を掴めたのか。歴代ファンも涙無しには観られない大傑作。
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