スパイダーマンの魅力は、ひゅーんと無重力落下して、地面すれすれで反動のＧがかかって、次にぎゅーんと急上昇するところだと思う。
ひゅーんＧぎゅーんがあればストーリーなんてどうだっていいし、ひゅーんＧぎゅーんがなければ青春ドラマとしてよく出来てようと全く存在意味なし。
ストーリーはいつも同じなのに繰り返しリメイクされるのがその証拠。
映像技術が進歩するたびに、作り手が「この最新テクノロジーで、観客にリアルなひゅーんＧぎゅーんを味わってほしい！」と思うからこそ、飽きることなくリメイクされるんだよね？
ところがこのへっぽこ監督にはそんな熱意も真意も伝わらなかったみたい。
飛び出さない３Ｄ、機能しない４ＤＸ、迫力のないアングル。
来年あたり次のリメイク希望。
(170812TOHOシネマズ西宮ＯＳ)
