motchaさんの映画レビュー・感想・評価

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告白 コンフェッション(2024年製作の映画)

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「冬山遭難で死を覚悟した男が友人にかつての殺人を告白する」このプロットでシナリオを書きなさいというコンクールがあったら間違いなくダントツ最下位の作品。
全てが退屈、全てが不自然、全てが間延び(これは監
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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祓魔について興味本位やホラー的こけおどしではなく真面目にアプローチ。どうして少年に悪魔が憑りついたか、その謎にも正統派推理ドラマのように真剣に迫る。

ただし、その謎解き部分の解明が理詰めであればある
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

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典型的な予告編詐欺。
あれを観れば誰でも思うよね「現代版・売春宿のシンデレラ」って。
ところが本編は全然違う。

腐った世界で懸命に生きる腐った女性が、おそらく腐り果てて死んでいくんだろうけど、その途
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フェラーリ(2023年製作の映画)

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贔屓サッカーチームが1点差で負けているところから始まる。
さらに相手チームがPKのチャンスをゲット。
とどめの1点になるかと思われたがVARでPKは取り消し。
そこで映画は終わる。

この映画ってたと
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ソウX(2023年製作の映画)

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死ぬほど退屈。

これをもう一回観るくらいなら、motchaはこれまでの罪を洗いざらいしゃべって懺悔する方を選ぶ。
大袈裟で意味不明な機械よりも有効だと思うよ。

(250306AmazonPrime
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

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最後、主人公の決断が鍵を握るところでガーン、ズバーンとすかっとさせてくれるかと思ったら、しょんぼり、へなっとなってもやもや。
まあ最後にはぶすっ、ころっ、で終わってくれたからまあまあ、よしよし、か。
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FARANG/ファラン(2023年製作の映画)

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最後の10分のど迫力アクションを撮れる監督が、それ以外の1時間半をどうしてあんなに退屈に撮れたのか、が最大の謎。

映画ファンが言ってはいけないことだけど、「80分まですっ飛ばしてそこからを3回観た方
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

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シナリオにぬるいところはあるし、カトリーナ役はもう少しこぎれいな印象の人の方が良かったとも思った。

けれども劇中で流れるオペラがいい。
102分という尺がいい。
何より「ニューヨークを舞台にした小粋
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フィリップ(2022年製作の映画)

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原作はユダヤ系ポーランド人の有名な小説家の自伝的小説らしい。
だけど、ストーリー展開が妙に嘘っぽくて不自然すぎるんだ。

祖国の英雄的作家なのかもしれないけれど、映像化するにあたってはもっと客観的に読
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

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じっくりとした怖がらせ方で結構楽しませてくれた。

問題はこの爆発的な人気ぶりで、motchaが観に行った時も満席。

前の席の髪の毛の長い女の人が上映中ずっとうしろ向きに座ってたんだけど、青い顔でず
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

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華やかなプロレスの世界を舞台にしたサクセスストーリーかと思ったら、話のベクトルは下向きうしろ向きで、まったく逆だった。
最後はハッピーエンドめいたラストにたどり着く。
でもこっちがハッピーな気持ちにな
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帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

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オープニングは一瞬面白そうだったけれど、それ以降はいつもの杜撰なストーリー&杜撰な銃撃戦。
ここまでくると「杜撰じゃなければあぶデカじゃない」の領域。

ただ、ちょっとしたアクションもこなせなくなった
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はたらく細胞(2024年製作の映画)

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白血病細胞とのバトルがもたついたけど、あとは退屈しなかった。
退屈どころか4、5回笑ったりした。

(250104OSシネマズミント神戸)

碁盤斬り(2024年製作の映画)

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徹底的に雑なシナリオ。

普通なら「こんな雑なシナリオを押しつけられて、役者さんたち可哀想」って思うところだけど、ここまで雑だと出演者の理性を疑いたくなる。
最後の中川大志と國村隼のかばい合いなんて雑
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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お約束通りのど真ん中ストレートのプロット。
これに何も足さず、何も引かず。
この潔さが物語のテンポ感にもつながって途中まったく飽きさせない。
そして何といってもロケ地が素晴らしい。
この景色と、引き締
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プリシラ(2023年製作の映画)

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そういうセリフや描写があるわけではないのに、この人の作品ってなぜか「疎外されて理解されない可哀想な私」感を感じちゃうんだよね。

そういう中学生みたいな感性をいつまでも持ち続けるのは素敵なことだと思う
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変な家(2024年製作の映画)

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一流の建築家なら間取りを一目見て「これは危ない!」ってすぐ分かるらしい。
一流の読み手でなくてもこの映画のシナリオの冒頭を10行読めば「これはクズだ!」って分かりそうなものだけどね。

(241227
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

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オープニングからどっち向いて行くのかさっぱり分からなくてドキドキ。なるほどそっち向きでしたか。
とはいうものの予定調和的には進行せず、すっきりできたようなできなかったような。

一番すっきりしなかった
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

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双璧たる「グラディエーター」「スパルタカス(Starz)」が立ちふさがっているローマ剣闘士ものに食い込めるかどうか。

結論としては二強を越えることはできなかった。
アクションは頑張っていたのに、最後
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悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

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「あたしって意外と二重人格で」とか「あたしったら誤解されやすいタイプで」とか言う女がいるよね。
そういう女の独り言をずっと聞かされているような気持ちになる映画。

「あたしって変わってるの」と言って許
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Good Dreams(2024年製作の映画)

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こちらは亀戸が舞台の一品。
泣かせるプロットをいっぱい詰め込んだべたべたの人情もの。
こちらも主役二人が爽やかなのでべたべたでもまあ、許せる。

ただ、気持ちよく泣けないポイントもあって。

一つはい
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あまろっく(2024年製作の映画)

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ご当地映画を2本続けて観た。まず尼崎が舞台のこちら。

あの尼崎がびっくりするくらい魅力的に描かれて、さらに主役の女性二人が上手いの何のって。
「これくらいでいいんだよ」レベルなら満足しようと思ってい
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

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「空売り」の説明がないまま話ががんがん進むので、経済音痴のmotchaは面食らう。
見ているうちに「空売り」の仕組みがぼんやりと見えてきて、「もしかしてこういうこと?」と分かりかけた頃に映画が終わる。
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

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前日に初代「エイリアン」を観てから観に行った。
今見ると初代は宇宙船内のセットなど相当気合が入っていて、あらためてびっくり。
「ロムルス」の美術にはたっぷり金が使われていて初代に比べて遜色ない。
ただ
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

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コンサートのあと観に行ったんだけど、クラシックより眠いコメディ映画ってどうよ。

(240923TOHOシネマズ西宮OS)

フォールガイ(2024年製作の映画)

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人気アクションスターの専属スタントマンが、失踪したスター探しを依頼されるというお話。
話だけ聞いたらすっごく面白そうでしょ?

ところがところが。

まず最大のポイントが、「あの大事故」のシーンが描か
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メメント(2000年製作の映画)

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おしゃべりしている途中で「あれ、何の話だっけ?」と首をかしげたり、PCの検索画面を開いたとたんに「何を検索するつもりだったんだっけ?」ということが頻繁にあるmotchaにとっては、他人事とは思えない話>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

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フランス人の皆さん、特にフランス映画関係者の皆さん、そしてフランス映画ファンの皆さん、フランス映画にはまともなストーリーもなく、オチもなく、伏線回収もなく、カタルシスもないってこれまで散々悪口を言って>>続きを読む

探偵マーロウ(2022年製作の映画)

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どんでん返しの連続と言えないこともないようなストーリー展開なのに、何せ演出にメリハリも抑揚もないのでひたすら退屈。

しかしこの映画の致命的な問題はリーアム・ニーソンの立ち姿が格好良くないところ。
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

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デッドプールとウルヴァリンが共演するだけで大成功が約束されたようなものなのに。

失敗の原因は
敗因1)あれだけ手を出すなと言ってきたマルチバースをまたまた持ち出してきた。
敗因2)そのせいで特にウル
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カラーパープル(2023年製作の映画)

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虐げられていた人が逆境を乗り越えて、自分の能力を生かして成功にいたる……。
という話を141分の映画にまとめようと思った時、motchaなら虐げられる場面は30分以内に収める。あとは、いろんな苦難はあ
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

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怖いシーンが2回あれば合格と思って見始めた。
2回、あった。
ところがあとで聞いてみると登場人物たちは実在のアイドルグループのメンバーらしい。
とすると、当然彼らは死なないし、頭がおかしくなったり、顔
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

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古い小瓶から魔人が出てきて「三つの願いをかなえてやる」と言いました。

さて、「この先を続けて一番退屈な話を作りなさいコンクール」があったらダントツで優勝間違いなしの映画。
このプロットでよくこんなつ
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(2023年製作の映画)

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多様性の流れについていけていないmotchaとしては、荒木 村重役は若くて可愛い男優さんに演じて欲しかった。

全体として退屈はしなかったが、一番面白かったのがたけしと大森 南朋のアドリブの場面だもん
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

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悪魔の子ダミアンが生まれるまでのお話。

70年代ローマの再現性が高くてこの手間と努力はすごい。
が、監督があまりに無能すぎる。
テンポだらだらで間がのびのび。
撮影したフィルムを全部使わないと死ぬと
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

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昔からある「月着陸捏造説」を逆手にとった見事なシナリオ。
てっきり原作があるのかと思ったら新人ライターのほぼほぼ処女作みたい。

これが考え抜かれたシナリオで、流れるような場面運びがすごい。
新人作家
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