2時間後のていら

スパイダーマン:ホームカミングの2時間後のていらのレビュー・感想・評価

4.7
最高!!可愛さと笑いの連続波状攻撃で息出来なくて死ぬかと思った!
この軽~いポップなノリ、これこれ!
私がマーベルのヒーロー映画に求めている「陽」の魅力が詰まっている。
トムホのスパイディ、個人的には歴代No. 1かも。(メイおばさんのセクシーさも)
何がいいって、あのバリバリのティーンエイジャー感ね。
感情豊かで軽くて浅はかに突っ走り、子供扱いされるのが嫌で、背伸びしたくて必死。
そんな彼が自分を認めてほしくてひたすら頑張って頑張って頑張りまくる姿が健気ったらない。
スマートとは程遠く不器用でカッコ悪い奮闘がいじらしくて目が離せない。
感動させる場面でも無いのに泣けてしまった。
チュロスあげたくなる気持ち、分かる分かる!(もはやメイおばさん視点…)

楽しさの中に不意に訪れる緊張と驚きの緩急が絶妙で、映画としての完成度の高さにもう夢中。
普通に「あっ!」と思わず声を出してしまう場面も。
敵役のマイケル・キートンも流石の演技力!
トニーも不器用ながら大人として「疑似父親」的役割も果たしていて
助けに来てくれる所なんかやたら頼もしく見えてカッコ良かったな~。
ヒーロー1年生のスパイディのダメっぷりを見ることで
「アベンジャーズって流石プロなんだな」っていう部分もよく分かったよね。
新しいスパイダーマン、ばっちり確立出来てる。
これも今後が楽しみなシリーズです。