ハイディ

スパイダーマン:ホームカミングのハイディのレビュー・感想・評価

5.0
青い!こんなに青二才な、青臭いスパイダーマンは初めて!

ライミ版やアメスパのピーターは高校〜大学生の設定の為か、自身のアイデンティティに悩むなどのやや大人びた感じもしたのですが、トムホ演じる新生ピーター・パーカーは、ギークな親友(大好き)がいて、片想いの女の子に打ち明けることも出来ず、突然手に入れた力を持て余すが故にアベンジャーズ入りを熱望する、分かりやすい程のティーンエイジャーでした。

僕も同じ能力手に入れたら正義のミカタしたいもん。既に存在してる超人パイセン達と与えられた能力をフル活用したいもん(笑)

このティーンエイジャーなピーターがポイント。ハイスクールライフも置き去りにして、認められるまでラモーンズの曲に合わせて「親愛なる隣人」としてマイナーなヒーロー活動を敢行するピーター(笑)

シリアスとコメディが小気味よく入り混じって楽しいったらありゃしねぇ!
「ビルがないと活躍出来ない」という原作でもよく描かれる内容(仕方なくスパイディは全力疾走)のオマージュもあったり、「フェリスはある朝突然に」のオマージュがあったり。

あぁ、あとは「ウェブスウィングの際にビルにくっつけたクモの糸は後でどうなるんだろ?」の長年の疑問が晴れました(笑)

トニー・スターク、ハッピー・ホーガンやキャップなどMCUの登場人物が出てくるだけで大興奮。

んで、マイケル「ブルース・ウェイン」キートンの存在感たるや、若手のトムホにドーンと胸を貸したって感じですね。

・・・あれ?でも待って!あれだけトレーラーで描かれていた、スパイディとアイアンマンが共にスクランブルするシーンが全くないのは何故なんだぜ?あのシーン、スパイディがMCUに合流した事を象徴する映像なのに!御蔵入り?(笑)


とにかく最高なヒーロー映画!青臭くも踠いて悩んで走って飛んで・・・「ああ・・・若いっていいな・・・」と感じずにはいられないおぢさんなのでした(笑)

しかし、本作の「ペニス・パーカー」って主人公の名前を罵ったり、コップ・カーの冒頭第一声が「チンコ」だったりと、監督はホントにチンコ大好きですね・・・(笑)
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