暗くシリアスになりがちなヒーローもので、少年の青春と成長をメインにして明るく見れるようにした雰囲気が良い。主人公のキャラも嫌味がなく、一生懸命でかわいい。
スパイダーマンに関する知識はないため、どの辺りがお約束なのか、スパイダーマンというキャラらしい部分なのかいまいちわからないが、話の転がし方がベタというか古臭い。「電話で緊急事態を訴えるものの、相手がまともに取り合わなかったためにトラブルが発生」という展開が繰り返されるので、登場人物の迂闊さにイライラしてしまう。「足を引っ張るヒロイン」や「仲間割れで話が進まない」と同列の、ストーリーに困難を発生させるための安易な策という感じで、もうちょっと上手いことやってくれないものかなと……。
加えて、今まで散々繰り返されてきた「すべては結局トニー・スタークのせい」という原因作り。いい加減にしてほしい。アイアンマン1～3がとても好きなので、なんだかなあという気持ちにさせられる。
