トム

スパイダーマン:ホームカミングのトムのレビュー・感想・評価

3.5
●気になる点

行き過ぎた多様性

2020年アカデミー作品賞は異なる人種、LGBTなどを積極的にいれないと受賞資格が得られなくなる規定が設けられた(開始は2024年)

多様性を目指しているからである

私自身は社会の多様性には大大大賛成
しかし、このアカデミー作品賞の基準は馬鹿げていると思う

「作品に〝多様性を無理やりいれないければならないのは作品自体の多様性を破壊する〟のではないか。」と思うからだ

例として日本映画でアカデミー作品賞狙うとすれば、仮に歴史ものの映画だとしたらそこに無理やり多様性いれる事になる
どう見ても違和感でしかない

だから映画好きとしては、アカデミー作品賞の規定には反対する

この作品がでた時は2017年
アカデミー作品賞の選考基準の規定はなかったものの、2015年の受賞者が全員白人だったために多様性への話題で溢れていた

それを意識してるのか今作は多様性をめちゃくちゃ含んでる

親友はアジア人、好きになる女の子リズは黒人、次回のヒロインであるMJも黒人ハーフ
クラスにはイスラム系やラテン系が圧倒的に多い
そしてトニー•スタークはインドにいたり、パーカーの母親はわざわざタイ料理へ連れて行く
あまりにも多様性ぶち込み過ぎて違和感しかない

MJのキャスティング(グレイティストショーマンで好きな女優さんだけど)はデスノートのL役が黒人になった違和感に近い

逆に多様性を求め過ぎて〝同種の白人を遠ざけてる〟そんなように見えた 

●作品自体の話
最大限に楽しむならアベンジャーファンであることが必須

アベンジャーズからの繋がりのためスパイダーマン誕生は描かれていない

そのため「え?糸は機械に頼ってるの?」とかどうやってスパイダーマンになったのとか疑問点が多いはず

アベンジャーズから見出した人はこちらが最高傑作になりそう

悪役のマイケルキートンは歴代バットマンでありバードマンも演じてきたしエモすぎる
車の中の不気味なライトアップでの表情は良いね

原作に近そうなのは今作のスパイダーマンかな

ただ改めてサムライミ版が1番好きなんだなと実感した

トビーマグワイアやグリーンゴブリン役、MJのキャストが良過ぎ

サムライミ版超えるものはでなそうだなー
トム

トム