3つ目のシリーズのスパイダーマンです。このシリーズが一番好きです。
今作からピーターはトムホランドが演じていますが、キャラクターとしてピッタリはまっています。演じた俳優の中で1番好きです。はしゃぐ姿やダサい感じ、早口でおしゃべり、空回りして失敗などなど、ティーンエイジャーのピーターを素晴らしく演じてくれました。何より個人的に可愛らしくて好きです。
ですが、冴えない感じはトビーマグワイアの方がいいテイストで演じていました。すでにスパイダーマンになった後だから、そういった描写は少なかったのかなと思います。
今までの作品と違って、ヒーローとして葛藤しているより、トニースタークに認められようと奮闘している物語になっています。今作のスパイダーマンの周囲には、トニーがいて、ハッピーがいて、友人のネッドもいて、周囲の助けや叱咤を受けながら、ヒーローがヒーローになっていく様子が描かれています。
蜘蛛に噛まれたり、ベン叔父さんのくだりなど、スパイダーマンの起源のストーリーは盛り込まれていませんでしたが、MCU作品らしいテイストに仕上がっていて違和感なく観ることが出来ました。
スパイダーマンのスーツなど、アイアンマンシリーズのハイテクな要素が盛り込まれていました。トニーはうまく使いこなすのに対して、ピーターはスーツに着させられている様な感じで、四苦八苦します。子供らしくはしゃぐ姿など、スパイダーマンのキャラクターとうまく噛みあっていたと思います。
MCU作品としてうまくリブートされており、今後のスパイダーマンの活躍を期待させる仕上がりになっています。トムホランド演じるピーターの成長も見所です。
メイおばさんがとにかく素敵でした。
