組織ぐるみのドーピングの実態に驚いたし、そこまでして王者の座を得ようとするアームストロングの執念に圧倒された。
ドーピングしたからといって、楽してマイヨジョーヌを毎年キープ出来るわけではないし通常の過酷な練習に加えて、ドーピングをごまかすために余計な労力がかかってるよね。
ドーピングすること自体が体に負担だろうし。
パンフに書いてあったけど、ドーピングが原因と思われる自転車レーサーの死亡例も多かったらしい。
ドーピング発覚前のアームストロングの自伝を読んだけど、闘病生活や癌患者への支援などの泣ける内容はもちろん、自己中心的で周囲を振り回す性格もきっちり描写されていて、人物描写に関しては映画と自伝はブレがない印象。
ジェシー・プレモンスが苦悩する選手役で出ていて光ってた。有望な自転車選手の役なのでスリムな体型なんだけど、ブラックスキャンダルやファーゴS2では太っていたから体型の変化にびっくりした。
レースシーンが少な目で残念。もうちょっとツールドフランスの素晴らしさが分かるようなシーンを盛り込んでくれても良かったのに。
