MCU版スパイダーマンの監督で知られるジョン・ワッツ監督作。主演はケヴィン・ベーコン。
家出中の少年2人は森の中で人が誰も乗っていないパトカーを見つける。
出来心でパトカーを盗み乗り回したり、中の物を弄り回していた2人だったが、実はパトカーの持ち主は殺人を厭わない極悪警察官だった…。
少年たちと極悪警官の追走劇が今始まる…と言うのが大まかなストーリー。
もっとスリラー要素が前面に出た映画と思っていたけど、意外と淡々と物語が進んでいっててちょっと意外。
ただ悪戯心を発端とした「少年たちが大人のどす黒い部分を垣間見てしまう」という映画としては面白かった。
クソガキ感強めだけど純な少年たちに対して、執拗に追いかける大人が居れば、少年たちの善意をフイにして嘘をつく大人もいる。
この映画の一番怖いポイントは追いかけてくるケヴィン・ベーコンではなく、銃の事なんも知らないで銃口を覗き込もうとする少年たちの姿。危ないったらありゃしない。
追いかけてくるケヴィン・ベーコンは怖いよりも走り方がダサくてなんか情けない。