Akiyoshi

COP CAR コップ・カーのAkiyoshiのレビュー・感想・評価

COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)
3.0
マリオカートで覚えた運転で走り出す。しかし追っ手は……。

家出中の少年トラヴィスとハリソンの二人は野原を歩いているとき、無人のパトカーを見つける。二人は面白半分でそのパトカー乗り回す。しかし車の持ち主で保安官ミッチ・クレッツァー(ケヴィン・ベーコン)に気付かれ……。

ケヴィン・ベーコン、ベーコン、ベーコンベーコンベーコンベーコンベーコンベーコンベーコン!
ケヴィン・ベーコンのための映画だった。

スタンドバイミーのような少年二人のプチ冒険。盗んだパトカーで走り出す。そのパトカーの持ち主はヤバいやつ。そして予想だにしない展開へ。サスペンスでもホラーでもない。人間ドラマだった。少年は成長し、世界の理に気づく。家出をした少年たちは大人の闇に触れ、純粋さが悲劇を招いていく。大人になるということは責任が生じるということ。迷惑をかけた時間の責任。アクセル全開のシーンは責任がのしかかっているかのよう。

いつものケヴィン・ベーコンだったように見えるが、二人の少年にとっては大人の悪い部分を見せる適切な役だったと思う。
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