ゆみな

タンジェリンのゆみなのネタバレレビュー・内容・結末

タンジェリン(2015年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

これは面白かった!めっちゃ求心力あるよこの映像!

トランスジェンダーな娼婦のシンディがムショから出てきてお友達とお茶してるとこから始まるんだけどさ、なんとムショに入ってる間に彼氏が浮気。それを聞いたシンディは浮気相手の女をさがして走り回るんだよね~。で、なんとこの日がクリスマス。めっちゃ季節感感じさせないけどクリスマスなのね。

いやー、シンディもアレクサンドラ(シンディの親友)も強烈なキャラ。言葉遣いはめっちゃ悪いし、とにかく我が道を突き進むパワーが凄まじい。でも、決して自分本位ではなく、ちゃんとお互いを支える心は持ってるのね。始めはこの2人(特にシンディ)強烈だわ~って思いつつ観てたんだけど、出てくる人達さらに酷くて、観終わる頃にはこの2人がいちばんまともに見えるって言う不思議。
この2人+タクシー運転手の3人視点で話が進んでいくんだけど、まあドーナツタイムに辿りついたらそこはまさにカオス!めっちゃあそこバタバタでメチャクチャで笑ったわ。
そのカオスな空間を抜けたあとの爆弾投下で険悪になるかと思いつつ、素敵なラストシーンに導いた監督に拍手を贈りたくなったよね~。ちゃんとクリスマスの空気を感じることが出来ましたよ!

しかし、洗車シーンはほんとにね…あの時間に新たな世界を見せてもらった感じ。監督こだわりのワンカット洗車シーンよかったです!好きです!でも監督…ちょっと変態なんじゃないかな…(失礼)
ゆみな

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