あゆぞう

カットバンクのあゆぞうのレビュー・感想・評価

カットバンク(2014年製作の映画)
3.8
アメリカの田舎町×企み×事件×濃いキャスト

大好物

キャストは冒頭でチラッと顔を見せるマイケルスタールバーグ(『シェイプオブウォーター』の注射の人)にはじまり、ブルースダーン、テリーサパーマー、ジョンマルコヴィッチ、ビリーボブソーントンと曲者ぞろい

「アメリカでもっとも寒い町」モンタナ州カットバンクが舞台

街、家庭、職場……息をするのも苦しい閉塞感の中、一人の青年(『ハンガーゲーム』リアムヘズワース)があることを企てるのだが

ラビットフット、フードの大男、介護、喘息、小屋、吃音、引きこもり、分厚い眼鏡、剥製、ダブルタイヤ、懸賞金という不穏な要素が、一面に広がる菜の花畑と好コントラスト

キャストや監督のプロフィールからも漂うコーエン兄弟、デヴィッドリンチテイストのミステリーの小品

ぼろっちいアメ車ばかりで雰囲気……アメリカ映画にプリウスは似合わない

ain't no mountain high enough
あゆぞう

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