このレビューはネタバレを含みます
完成披露試写会にて鑑賞
中村倫也さん主演映画。
舞台などで場数を踏んでいる役者さんですが、じっくりと演技を観たのは初めてでした。
幼少期に母親が居なくなってしまった子供が抱える心の闇のようなものが上手く表現されており、
また母の死の真相を知ることで成長していく姿が上手く表現されていたなと感じました。
実際に母となられた木村佳乃さんの演技は、子供を思う母の愛を感じ、結末には涙が溢れました。
田舎の駅の様子や景色。どれも美しく撮影されており、現実から離れた世界のようにも感じられ、
その中で、リアル感を出していたのは、菅田将暉さん。
主人公と殴り合うシーンは、リアルな世界に戻る瞬間でした。