このレビューはネタバレを含みます
中村倫也くんかわいすぎかっ。
駅員さんの制服、駅員さんコート、チェックのダッフルコート、いやぁ素敵でした…
っていうミーハー視点はおいといて。
脚本がやや甘いなあと感じましたが(あのビニール傘のエピソードとか、結局お兄ちゃんがお母さんの申し出を断ったのならなぜお母さんはワンダーランドに?とか…私が腹痛に襲われて無念のトイレに行っていた数分の間に説明されてたのかな)、
とても美しくやわらかく、でも終始寂しくて、だけど優しい映画。
映像が本当にきれいです。
印象的なシーンもたくさん。
おじいさんのタップダンス。
大嫌いだった、と苦しそうに言いながらもお母さんのための赤いイルミネーションをワンダーランドに灯すお兄ちゃん。
温人はずっと、思い出の中に閉じ込められて生きていたんだろうなあ…あのスノードームのように。
やっと時間が動き出したんだね、温人。
私の個人的好みはさておいても、中村倫也くんはよい役者さんだと思うので、ぜひともいい具合に年を重ねて息の長い活躍をしていただきたいなあと思う次第です。