小骨

ザ・サークルの小骨のレビュー・感想・評価

ザ・サークル(2017年製作の映画)
5.0
SNSネイティブな時代に義務教育にしてほしい映画。

SNSの、プライバシーの概念が再構成されるほどに情報の共有とコンテンツ化を容易にしてしまう特徴がバリバリに詰め込まれていて、すごいクる。

この映画の中で問題は解決したといえるか、どの時点でどこに問題が露見しているか、その問題は回避できたか、その辺を考えながら見るといい感じのダメージになる。

キーワードは
科学技術への倫理の対応、整理、管理、可視化、コンテンツ、ダイバージェンス、有象無象の名のもとに無名と無垢を装う無責任な観客。
クレーム対応係だった主人公の表現の取捨選択と自他の騙し方とか、
ソーシャルメディアを運営する社員の表現の取捨選択と他人の関わり方

などなど。
小骨

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