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ザ・サークルのてのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・サークル(2017年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

面白いは面白いんだけど、想像力の欠如という言葉に他ならないず、登場人物の危険を想定する能力が軒並み低すぎる。

なにが一番くそかって、問題を顕在化させず、人死にがでたからこれはやめるべきだ!と昨今のなんでもきせいさせたがる、日本の政治家のようなことをやってることだと思われる。何が問題かなんて言うまでもなく、利用するユーザーのモラルであるのに、プライバシーが!法律が!規制が!
システムなんてバカが悪用すれば危険だし、一般ユーザーなんてバカでしかないんだから、それをリスクとして最初に考えるべきなのだ。

そもそもの話、人間の不完全性を助けるためにシステムがうまれ、フールプルーフの考え方ができてるのに、完全性を信じるから透明な世界を作るためにアカウントを統一してすべてを公開する、というのはどう考えてもバカを騙す詐欺師の手口であり、冒涜だと考えられる。

ところで、友人のかわいこちゃん。結局彼女のストーリーはおまけの味付けくらいにしか使われなかったんだけど、本当に何で出てきたの?彼女?
ただ、デニム地のシャツと濃いネイビーのジャケットの組み合わせってすごいクールだし、痩せたら是非ともまねしたいファッションだと思った。

なによりも、エマ・ワトソンのお粗末な人間性とヒロイックな頭脳が際立って気持ち悪い。
ボーイフレンドを結果的に殺したのはどう考えても彼女のせいなわけで、それを逆恨みしてサークルを止めるために大ボス二人のアカウント公開して終わり?何も健全化されず、意味もない。
監督は何を言いたいんだろうね??

インスタ映えとかFBみたいなキラキラした投稿とか、目的と手段が別になって、過程を蔑ろにするような行為への揶揄なのかと思って見てみたらなんてことはない。
ただの監督の公開オナニーでした。監督は見られながらすることがとってもお好きなようですので、みんな映画を見に行くべきだと思う。
て