このレビューはネタバレを含みます
淡々と主人公を蝕む「シェア」の概念が怖かった。
初めは主人公=観客の価値観だったけど、どんどん主人公の感覚がおかしくなってかけ離れた存在になってしまう表現がうまかった。
しかも何が怖いって、気付いた時にはもう取り返しがつかなくなってるところ……
ちょっと「おかしくない?」って思っても、すぐ弱みにつけ込んでくるシェアの存在が恐ろしかった……
それにしても、画面の向こうの奴らは顔が見えないからって手のひらクルクルしてて本当に胸糞が悪かった!
どんなにテクノロジーが発展しても「百聞は一見にしかず」、これに尽きる。