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ザ・サークルのKのレビュー・感想・評価

ザ・サークル(2017年製作の映画)
2.0
世界No,1のシェアを誇る超巨大SNS企業〈サークル〉。掲げる理想は、全人類がオープンな“完全”な社会。

〈サークル〉では、誰もがいつでも繋がりあい、互いの体験をシェアし合い、評価し合う。その彼らの異常さを描くことで、まさに”インスタ映え”という言葉が流行っている現代に警鐘を鳴らす内容となっている。

もう少し若い頃、Facebookが流行り出した時代は、いいね!が欲しくて投稿したりしていましたが、”かっこいい風”のネタを探していいね!を追いかけるってすごく疲れるし、行き過ぎれば生活を見失うものでもある。

食べもしないのに可愛い食べ物のあるカフェとかに買ってインスタに載せる、現代の数年前よりも明らかに行き過ぎなSNSがなきゃ生きられない世代の人々に、便利なネットワーク上のプラットフォームが増えるということは、それだけ裏で動くテクノロジーも進化していて、データとして蓄えられ、何に使われているかわからないのですよ、法規制だったまだそこまで追いついてはいないのですよ、という事実を、少しばかり誇張して描かれていましたね。

テーマとしては面白いんだけどストーリーがもう少しそういった世代にわかりやすく端折らず作るべきだったと思う。
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