takanoひねもすのたり

恐怖ノ白魔人のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

恐怖ノ白魔人(2014年製作の映画)
2.5
「屋敷女」の監督コンビ作。
序盤でベアトリス・ダルが妊婦役で登場。ニヤっとする描写あり。

閉鎖された映画撮影所で犯罪を目撃した少年3人が巻き込まれるホラー。
途中までは少年達の仲良し振りがメインで、麦畑やのどかな風景と、廃墟と化した撮影所などの雰囲気は良い。

後半から例の「白魔人」が少年達を襲いにくる展開だが怖くない。びっくりしない。
ねちっこいいたぶりシーンはあるもののグロ描写は軽め。
背後からフライパンで一発殴れや!とさくっイラついたりしたものの、白魔人の風体を見たらもうダメだった…現実だったら怖いけども笑いが込み上げて弱った。

少年の眼鏡と喘息の薬を身に付けていくシーンは、前半の仲良さに合わせて、後半にも3人一緒の場面があれば効いてきたと思うので残念。少しドライな印象で終わってる。

作品の雰囲気や、少年3人の関係性、ラストの後味の悪さはいいけれど、詰めやインパクトが弱く勿体ない作品。
青春ホラーとしてはまずまずといった感じ。
★以下ネタバレのためコメ欄