狩られる前に狩ってやる―。
主人公の夫婦と旦那の兄の３人で自然公園にキャンプに来るんですが、マスクを被った少年の集団に襲われてしまいます。そう、あの「バイオレンス・レイク」風な図式なんです。
前半の展開は少し退屈で、何か起こるのが30分ぐらいとは勿体なく思いました。ヒロインも特に魅力なしです。
結論から言うとこの映画つまらない事はなくて、僕は楽しめましたよ。
色んなメッセ－ジ性が感じられて良かったです。まず、主人公たちが少年たちに理不尽に狩られるシ－ンを見てて、動物好きの僕からしたら「あんたらも鹿を無闇に狩ってたよ」と思いながら…でも主人公たちには凄く感情移入して見てました。なにしろ相手はクソガキですからね。そのクソガキなんですが、まさしく今風でラインは やりよるし～相手を痛めつけて弱ってるとこを動画に撮るし～ママに携帯で電話するしで。
大人たちが少年に殺られちゃうんですよ。最初は大人が少年を少しボコボコにするんですが、とどめを刺さずに殺られるパタ－ンばかりです。実は、僕はこうゆうシ－ンにメッセ－ジを感じてしまうんです。日本でも問題になってる少年の凶悪犯罪にとどめを刺さない大人たち…こんな事する奴にはとどめを刺さないと いつか殺られるよ～。
ラストもまさしく、それっぽくて好きですね。それから、ヒロインの後半からラストまでの姿はもはや女優のそれではないぐらい凄いぞ―。
