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蜜のあわれのおっとのレビュー・感想・評価

蜜のあわれ(2016年製作の映画)
4.1
文学的な台詞と、音楽と一体化した動きが魅力的
特に退屈しやすい文学作品にヒラヒラのダンスシーンが入ることで退屈せず見ることができる。
和室(畳)に映える真っ赤なヒラヒラが印象的だった。

金魚は勃たない作家の妄想であって、大杉漣さんの演じた作家の若さや活力が尽きていることを表している。
若さや活力、性を保ったまま死んだ太宰治との対話シーンが入ることでそのことが示されているように思った。
作家とだけでなく同性のシーンもすごい妄想。妄想力ハンパない。
「交尾はしなくていい!!!!」

原作は未読なのでまた読んでみたい。

隕石とかよくわからないところは石井岳龍だから気にしない
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