蜜のあわれの作品情報・感想・評価

蜜のあわれ2016年製作の映画)

上映日:2016年04月01日

製作国:

上映時間:110分

3.3

あらすじ

赤子(二階堂ふみ)は、ある時は女(ひと)、ある時は尾鰭をひらひらさせる、真っ赤な金魚。赤子と老作家(大杉漣)は共に暮らし、夜はぴたっと身体をくっつけて寝たりもする。 「おじさま、あたいを恋人にして頂戴。短い人生なんだから、愉しいことでいっぱいにするべきよ」「僕もとうとう金魚と寝ることになったか―」奇妙な会話を繰り広げる2人は、互いに愛を募らせていく―。そんな或る時、老作家への愛を募らせこの世へ…

赤子(二階堂ふみ)は、ある時は女(ひと)、ある時は尾鰭をひらひらさせる、真っ赤な金魚。赤子と老作家(大杉漣)は共に暮らし、夜はぴたっと身体をくっつけて寝たりもする。 「おじさま、あたいを恋人にして頂戴。短い人生なんだから、愉しいことでいっぱいにするべきよ」「僕もとうとう金魚と寝ることになったか―」奇妙な会話を繰り広げる2人は、互いに愛を募らせていく―。そんな或る時、老作家への愛を募らせこの世へ蘇った幽霊のゆり子(真木よう子)が現れる。作家の芥川龍之介(高良健吾)、金魚売りのおじちゃん・辰夫(永瀬正敏)が3人の行方を密かに見守る中、ある事件が起きて・・

「蜜のあわれ」に投稿された感想・評価

そ

その感想・評価

3.0
何が本当で何が嘘なのか
全部本当で全部嘘なのか
よくわからなかったけど引き込まれる不思議な映画でした
くぅー

くぅーの感想・評価

3.8
my映画館2016#55》いきなりのエロスには驚いたが、正に金魚の尾びれの様な浮遊感が心地良く、幻想美ならぬ幻想艶が印象的で、シュールで“あわれ”な終盤も納得。
そう、芥川龍之介的な絡みも面白く、最近の岳龍監督はバイオレンスよりも奇譚向きかも。
そして、“あたい”な二階堂ふみは見事なハマり役で、白装束で対照的な真木よう子とのやり取りは実に楽しかったし、芸達者な大杉漣にもニヤリ。
ChicoFuji

ChicoFujiの感想・評価

3.0
やっと見れた〜
時代背景さいっこうっすね
ふみ様ハマり役でしたね
朱肉

朱肉の感想・評価

3.0
二階堂ふみを観たくて。
ただセリフのせいか少し役にハマってない感じ。

映画全体に関しては理解できてない…
しな

しなの感想・評価

3.5
タイトル聞いたことあるなって思ったら
室生犀星さんの本だった。純文学…!

言葉遣いも確かに本を読んでるみたいで、
どきどきしながら見終わってしまった。

二階堂ふみちゃんがぴったりなのは
原作読まなくてもわかるくらい。

少女のように笑ったと思ったら
大人びた女性のように妖艶に見つめて
仕草も、声も、
女の子と女の人の狭間を
ふわふわふわふわ揺れてて
心弄ばれた感がすごい。

世界観もぴったり。

原作を読み込んでから、
もう一度観たい映画。





どうしていなくなってしまったんですか
okome

okomeの感想・評価

3.7
高校生の時に読んだ原作。
人間になったら絶対可愛い。そういっていた金魚。"あたい"赤子。
この役を二階堂ふみが演じるということは本当に奇跡のようで。とっても素敵。

可愛らしくて色っぽく、少女のようで愛おしい。
これまでに見たどの二階堂ふみでもなく、どの役よりも愛おしい存在。
赤子の動作に合わせた水の音がすき。
くるくる水の中を泳ぐように自由に動き回る赤子。
金魚屋さんの周りをくるくる回るあのカメラワークがすごく好きでした。

この時代の、この作品の、この世界観がとても好きです。鮮やかでどこか毒気のあるような。
mico

micoの感想・評価

3.3
ザ日本文学!
良い意味で、二階堂ふみのための映画だった。些細な言い回し全てが文学調。

本をたくさん読んだ後にまた観てみたい。
ぴろか

ぴろかの感想・評価

3.3
二階堂さんが頑張ってるので一見の価値は一応ある、高良健吾は最高良
1

1の感想・評価

-
抽象大好き演出家のミュージカルをみているみたいだった。音楽と二階堂ふみのエロさがいい。言葉がとても美しい。そのぶん、耐えるにはちと長い 間 があった
kaomatsu

kaomatsuの感想・評価

3.6
またまた「音楽から映画へ」的な内容で失礼します。

国内のポピュラー・ロック系ミュージシャンの中で、最も人手不足なのが鍵盤プレイヤーだという。クラシック音楽ではピアニストは多いが、ロックやポップスの分野で求められるような、ブルーズやゴスペル、ブギウギ、ファンクをルーツに持ち、柔軟に対応できるピアノ/キーボード・プレイヤーというのはかなり希少なだけに、その手の名手は、多くのアーティストたちに引っ張りだことなる。そんな超多忙な人物の一人が、森俊之氏だ。日本を代表するキーボード・プレイヤー/作編曲・アレンジャーであり、吉田美奈子を筆頭に、井上陽水、角松敏生、スガシカオ、宇多田ヒカル、椎名林檎etc…錚々たるアーティストたちから最高の賛辞と絶対的な信頼を得ている、プロ中のプロだ。そうしたサポート活動に加え、元プリンスやシーラ・Eのバンドメンバーたちと共に結成された、日米混合ファンク・バンド「Nothing But The Funk」では、超ド級のファンク・キーボードを炸裂させている。このバンドは、ジェームズ・ブラウン→スライ&ザ・ファミリー・ストーン→Pファンク→プリンスの血筋を受け継ぐ、モロに正統派のファンク集団だ。森俊之氏の大ファンである私は、彼の参加するバンドのライヴに足繁く通っているうちにすっかり顔を覚えられ、僭越ながらも、ご本人に感想を言うのが毎回のパターンに。たいがいは、スゴすぎて言葉にならないのだが…。天才プレイヤーらしからぬ、ものすごく腰が低くて丁寧、かつ気さくな対応をされる方なので、ますます好きになってしまうのだ。

2016年、その森俊之氏が都内某所で、サウンド・プロデュースについてのワークショップを開催した。私は行かれなかったのだが、参加した知人の話では、初めて森氏が全編サウンドトラックを手掛けた映画のことや、映画に音を付けるにあたっての、具体的な方法論やイメージトレーニング法などを講義したそうだ。その映画こそ、本作『蜜のあわれ』だ。石井岳龍監督からは、「小津安二郎監督作品のサウンドトラックをイメージしてほしい」という注文を受け、小津作品を片っ端から観まくり、自分なりのアプローチをしたという。どんなサウンドトラックに仕上がっているのか、さっそく映画館に向かおうと思ったものの上映終了、DVDもまだ発売されていなかった。程なくして森氏出演のライヴにて、『蜜のあわれ』のテーマがピアノ・ソロで披露された。彼のお得意であるファンク・R&B路線は完全に影を潜め、ミシェル・ルグランやピエール・バルー、坂本龍一などを連想させる、ヨーロピアンテイスト溢れる美しい調べに歓喜した。ますます観たくなり、DVD化を待つうちに、他に観たい映画があったこともあり、ついつい観るのを後回しにしてしまっていた。

で、先日ようやく鑑賞。うん、実にヘンな映画だ。もっと官能的な退廃美が堪能できるかと思ったら、意外にポップでシュールな作品だった。二階堂ふみ演じる赤子は、ひたすらコケティッシュ、人間でもあり金魚でもあるという、大胆な役柄を嬉々として演じている。この赤子と、老小説家との奇妙な男女関係を描いた作品だが、老小説家を演じた大杉漣の翻弄されぶりも、永瀬正敏の謎の金魚売りもグッド。あえて時代考証まる無視のセリフや音楽も笑える。個人的には、老小説家への想いから化けて出てきた真木よう子のツンデレ幽霊が一番良かったかな。ほとんどストーリー的には意味のない、赤子と幽霊の「金魚ダンス」がけっこうツボだった。特に深い感動や情趣は得られなかったものの、楽しめたような、そうでもないような…。改名前の石井聰亙時代から持っていた、石井岳龍監督ならではの、とは言え、いつもとは異なるブッ飛び感が(本作は“プチ”ブッ飛び?)、室生犀星の原作小説のもつ不条理さと邂逅し、弦楽器アンサンブルを多用した森俊之氏の抑制の効いたスコアも併せ、観る者をおかしな世界へといざなう、可愛らしい怪作。鈴木清順監督の世界観にちょっと似てるかな。
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