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通学シリーズ 通学電車のCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

通学シリーズ 通学電車(2015年製作の映画)
1.7
【松井愛莉が台無し】
神々しい笑顔で観た者を石にしてしまうモデルの松井愛莉が「ビリギャル」と同じ年に出演した映画。

所謂キラキラ青春もののヒロインとして出演したのがこの「通学電車」だが、監督やカメラマンの演出力がなさ過ぎて酷い作品だった。

まず、ストーリーが面白くない。80分くらいと短いのに、40分くらいで中だるみする。通学電車で見かけるイケメンとそっくりな幽霊が寝室に現れててんやわんやするという、ラブコメとして面白そうなアプローチなのに、ギャグの間合い、物語の展開がぎこちない。

そして何よりも松井愛莉の良さを全く引き出せていない。ただの身長デカイモブキャラにしか見えないのだ。別にそれでも良いのだが、最終的に美しく輝く瞬間や、女子としての成長をしっかり魅せないと話として非常に退屈だ。

折角、彼女に笑顔をさせたら天下一品なのに非常に勿体ない。

松井愛莉ファンとして非常にがっかりな作品でした。

ちなみに余談だが、「PとJK」「オオカミ少女と黒王子」とキラキラ青春映画でお馴染み廣木隆一監督はピンク映画出身。エロ映画を撮っていた人の方がキラキラ青春ものを撮るのは上手い。ヒロインを映すいろはを弁えているといえよう。
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