幸せな時には気づけない。
辛いことがあった時に、観たい映画。
些細な日常にある幸せ。
ただ、ゆっくり流れる時間の中に、幸せになるためのヒントがたくさん隠されている。
どこにでもいる。声も上げられず、埋もれてしまう。そんな草花のような主人公が、ある日を境に生き生きとしだす。
駆け引きやドラマティックな展開ではなく、
ただ、好きな人がいて、帰ると迎えてくれる明かりがある。そして、毎日美味しいものを食べるだけで、嫌なことを笑い飛ばせるようになる。
その時間があっただけで、生きていく力になる。
ハッピーエンドだけの映画もいいけど、それだけが全てではないと考えさせてくれる映画でした。