デブチンバラ

私、君、彼、彼女のデブチンバラのレビュー・感想・評価

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)
3.3
監督のシャンタル・アケルマンが主演を務めており、セルフ・ドキュメンタリーのように見えなくもないが、これはフィクションなのだろう。セリフが少なく、時折自らの行動を説明するナレーションが入るが、その内容はけして画とシンクロしておらず、作為的にずらしているようだ。正直、主人公の行動原理は理解に苦しむ。どうしてヒッチハイクをしてトラックに乗り込まなければならなかったのか。どうしてトラック運転手と行きずりの恋をしようとするのか。そして、その後は同性の元カノ(恐らく)の部屋を訪ね、身体を貪り合う場面が続くのだか、それは極めて挑発的で刹那的であった。
デブチンバラ

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