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故郷の便り/家からの手紙のMypageのレビュー・感想・評価

故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)
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ニューヨーク時代を振り返って再編集するアケルマン。
漫然とカメラを回しているのではなく、個人的に思い入れのある場所、記録ではなく記憶によってフレームが選択されているのだろうと思うのは、『街を吹き飛ばせ』を経たからか。手紙を朗読する声によってか。ニューヨークでアケルマンはどのような時間を過ごしていたのか。
ニューヨーク実験映画の作家たちは、撮影編集行為それ自体によって思考しているふうだ。
街を撮影する同じ手つきが『東から』でも用いられている。そのときは何を思ってカメラを回していたのか。
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