TADDY

シン・エヴァンゲリオン劇場版のTADDYのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

エヴァの呪縛とはよく言ったもので。

旧劇公開から25年。
僕ももう若くはない年齢になった。
そしてスクリーンの中のシンジくんの
年齢はあの頃と変わっていなかった。
それは長寿アニメの、サザエさんの様な
悲劇ではあるのだけれど。

でもシンエヴァのシンジくんは
あの25年前とは違った。
繰り返しの物語と所信表明にあったけど、
彼は大きく成長していた。
人として逞しくなっていた。
涙が止まらなかった。

生きることは楽しい事、苦しい事の
繰り返しと劇中のセリフであったけど
エヴァは僕の、僕たちのストーリーだったのかもしれない。そのストーリーの一つの完結が明るい完結だったことが
本当に嬉しかった。

25年前の旧劇のトラウマエンドのケリを
自分自身でつけられた様に思います。

さようなら、エヴァ。
これは心からそう思うし、このシンエヴァを見た後で見るエヴァはこの公開前に感じていた呪縛から解き放たれた状態で見る事だろう。
透き通った気持ちで。
TADDY

TADDY