AKITO

シン・エヴァンゲリオン劇場版のAKITOのレビュー・感想・評価

4.5
三度目の劇場鑑賞。終劇。真希波・マリ・イラストリアス(イスカリオテのマリア)によって開かれ、マリによって閉じられる父子の物語。葛城ミサトが腹部に銃弾を受ける場面や、式波・アスカ・ラングレーが砂浜に横たわる場面は、旧劇場版を彷彿とさせる。渚カヲルが述べていたように、エヴァは円環構造が採用されていた。碇シンジがエヴァの存在しない世界を望むことは、取りも直さず虚構の世界を抜け出して、観客と共に現実の世界に戻ること。陸と海、希望と絶望、子供と大人、そして虚構と現実を行き交う映像の力に圧倒された。
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