ほのか

シン・エヴァンゲリオン劇場版のほのかのレビュー・感想・評価

4.2
終劇おめでとう、おつかれさま、さようなら。








Q公開から8年、その間にアニメーション技術も目まぐるしく進化し、一体初め想定されていたものに加えてどれだけ新技術が使われたんだろう!いつも最高のものを見るとこれを越えてくるものを制作しなくちゃならなくなったこの先の人たちは大変だ…!って思うけど、これはもう越えるのは無理だよ…!!もうみんなロボットアニメ作れなくなっちゃうよ!!!

私はずっとアスカがすき。
赤いから!って言ってたけど、まあそれもあるんやけど、いつも強気で、口調が強くて、上から目線で、他人に厳しいけどその何倍も自分に厳しくて、仁王立ちが似合う、そんな子が独りで立ってるのを見るとたくさん人を添えたくなっちゃう。(遠坂凛ちゃんの話してますか?→はい、そうです。)
破よりもQよりもシンのアスカがすきだった!!2号機に拘っていた、エヴァに乗ることに拘っていた、そうじゃなきゃ彼女がアスカとして居られなかった、けど承認欲求を振り切って自分の意思のままエヴァに乗るアスカは本当に格好良かった。
彼女は怒りの気持ちを言葉にするのが本当に上手くなった。怒りは私情。だけど、アスカがシンジくんにぶつける怒りはシンジくんがそこから動けなくなっている状態そのもので、全てが渦巻きすぎてごちゃごちゃでガチガチになってたシンジくんの状態をアスカが言葉にしてその先のレールを引いていたと思う。
それにしてもアスカとマリはいい百合だったにゃ〜!もうあれは百合でいい。百合だ!!百合でしょ。シスターフッドというにはどうにもピンク色が濃いわ。

次回予告がない、ミサトさんの予告がないエヴァンゲリヲンに泣いてしまうかと思った。サービスサービスしてほしい………。
あんなにもミサトさんって結局ダメな大人じゃんって思いながら、最後まで観てやっぱりダメな大人だなって思うところもたくさんあるけど、でもやっぱり僕たちの上に立つミサトさんについていきたいんだよなあ。

結構色々なところで泣いてしまったんやけど、どこで泣いたかさっぱり覚えてない。いやほんまやっぱりなにひとつしてわからんかってん、ほんま。その程度なのよ、私とエヴァンゲリヲンは。日本語字幕くれ〜!


余談ですがシンガポールをめちゃくちゃにしたコナンを観た時に、シンガポールに怒られる…!って思ったけど、これは…パリに怒られる…!!