Yoshiki

シン・エヴァンゲリオン劇場版のYoshikiのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これまでの作品に比べてすごく分かりやすく作ってあったなぁというか、エンディングっぽいエンディングだったと思う。
映画としてどうかっていうよりエヴァンゲリオンを終わらせるって感じが強すぎて、なんか一作品として評価するのは難しいような気がする。
第三村くらいまでは今まででいちばん好きかもと思っていたが、後半の台詞選びや、(わざとだと思うけれど)CGでの初号機と13号機の戦いはすこしちゃちく感じられたし、シンジが成長したことを強調し過ぎな気がする。ミサトがシンジを庇うシーンあたりのシンジは救世主でもあり加害者でもあるんだーのあたりはちょっとそんな急にモブに感情移入出来ないなぁという置いてきぼり感があった(トウジの妹とか)。
空白の十四年について色々言及してくれてて、Q同様、何が起きてるかはわかるけど、何を言ってるかはよくわからない感じはありつつもいままでのエンディングに比べると凄く親切ではあると思う。
あと純粋な疑問なんだけど、資源あんまりないのにネルフとかエヴァ作りすぎじゃない? その辺はなんか解決法方があるのだろうか。
最後らへんの展開も結構すきなんだけど、槍無理矢理解析して作ってミサトせんが突っ込むのとか、ちょっと無茶苦茶な気がするなぁ。
ゲンドウはラスボスみたいな見た目になってから全体的にちょっとキモいおじさんだしなんか超能力者すぎる気がする。内心の吐露とかはいいと思うんだけど、なんか意外と小物なんだよな。わかってはいたんだけど、改めて描かれるとなんか違うなと思わないでもないけど、あれがないとちゃんと終われないような気もするし難しいな。
今までのエヴァが全部関係してるってのはよかったしそれを全部引っくるめて終わりにしたのも良かったです。個人的にはいちばん好きかも。ただやっぱり冒頭にも書いたように映画としてってよりはエヴァンゲリオンのエンディングとしてって話になっちゃうんだよなぁ。やたらヒロイン(主にアスカ)のサービスシーンが多かったのはどういう意図なんだろうか。
マリエンド(といっていいのかしらんけど)、なんか良かったです。もう一回みたいね。

徘徊してたエヴァってなんかの伏線?
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