映画的とは何かと常日頃考えている。面白ければ映画的なのか、涙が流れれば映画的なのか、無駄がなければ映画的なのか、考えさせられれば映画的なのか。
シンエヴァは1人の作家がようやくたどり着いた映画なんだと思う。スペクタクルが展開され、美しいショットがあり、心躍る音楽があり、自己を見つめている個人史的な引用があり、答えを導き出す。
満足した。僕は満足したし、彼も満足したのだと思いたい。というより満足したと思っている。彼が満足すればそれでいいや。だから、シンエヴァは僕にとっては(恐らく)素晴らしい作品です。
作劇的には予告編にもあった青葉と日向がフィストバンプするところ、一瞬だったけれど涙が出ました。