庵野監督へ、長きに渡りこの作品の終わりを模索し続けてくれてありがとうございました。
見終わった後、本当にこれで最後なんだなと思い知らされたのと同時に、TVシリーズから見ていたリアタイ視聴者としては感情面で昇華された感じがあったが、設定自体はまるで理解できなかった。
最終的に少年が大人になるというだけの事に、ファンが熱狂して見守ってきたのが夢の祭りのようだなと思う。
シンジくんがエヴァの呪いから開放されたのに、見守っていたこちら側は開放された人と、開放されずにいる人とがいる。
監督自身の経年で培われた優しさと円熟に触れられて、爽快とも違う静かな終わりだったと思う。
庵野監督と同時代に生きてて幸せだな。
