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アンナの出会いのtのレビュー・感想・評価

アンナの出会い(1978年製作の映画)
4.0
惚れ惚れするようなショットが山程ある。愛人、行きずりの男、肉親と関わっても一貫して空虚な女性監督の孤独を街や駅の風景に託していて、とりわけ夜行列車内で逢った男の自分語りを聞きながら数駅を通過していく辺りの美しさは他に替えがたい。外面上の移動に対し内面の閉塞が際立つ、という正攻法ともいえる映画表現を地で行っておりこういうのは大好き。オーロール・クレマンもお美しい。ただ脚本上の問題なのか3時間ほどにも感じてしまった。
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