てつですが

女が眠る時のてつですがのレビュー・感想・評価

女が眠る時(2016年製作の映画)
4.0
小説家の健二は、妻・綾の仕事で、郊外のリゾートへ滞在していた。
そこで佐原という歳のいった男と若い女美樹の関係性の見えない2人を見つける。
美樹の美しさに見とれ、その何かに惹かれる健二は、彼女らに接触する。
しかし、佐原は美樹の美しさを記録する偏執的な愛情をもった人間であった。
その行為を見つけた健二は小説を書き進め、次第に虚構と現実とを彷徨ってしまう。

忽那汐里の健全な色気と北野武の偏執感で、前半は引っ張られていく。
忽那汐里が台風の中、外を走る辺りから、現実と虚構(健二の妄想)の境が分からなくなり、観客もその妄想に付き従うしか出来なくなってしまう。
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