シモン

現像液のシモンのレビュー・感想・評価

現像液(1968年製作の映画)
-
見ていてとてもつらかった。

現実と虚構の共存
しかし見ているものすべては現実でしかなく、五月革命の悲惨さを物語っていた。

まさについ昨日見たアントニオーニの欲望と重なる部分がある。
題名が現像液っていうのもまたなにかあるのかもしれない。


無音の持つ力には驚かされた。
その背後に聞こえるフィルムを回す音も作品の一部と化していた。

すごい映画を見たんだなと改めて思う。
19歳で作ったとはとても信じられない。


欲望、大人は判ってくれない
シモン

シモン