このレビューはネタバレを含みます
不安定な環境に置かれた子供。
親は、子供を無視したり、何かから逃げている最中に子供を見捨てたり、子供がベッドで何かを切って食べているシーンで一切笑顔を見せない。慰めや抱擁を求めようとしても無関心を貫…
終始、何を観ているんだろう、という感覚
白と黒のコントラストの強さ、イメージの持つ力に圧倒される
室内ショットの閉塞感であったり、感情変化と連動する横移動であったり、夫婦と子どもの関係性であった…
フィリップ・ガレルのサイレント中編。明確なストーリーを結ばず、ドイツ印象主義的なイメージが連鎖する。懐中電灯を照明に用いて撮影されたコントラストの効いた夜の場面の強烈な印象はまるでムルナウの吸血鬼の…
>>続きを読むフィリップ・ガレルの最初期作
Zanzibar Groupという芸術家集団に属していた際に撮られたサイレント映画
明らかなストーリーは存在せず、断片的なイメージの連続で構成されます。愛という主題や…
ある夫婦と男の子を無声の白黒映像としてスタイリッシュに映し出した、弱冠20歳のフィリップ・ガレル監督の実験的映画。
明確なストーリーは存在せず、小さい男の子とその両親と思われる男女が何かから逃れて…
夢や無意識下の世界の現像。始まりからタイトルバックまでの流れは天才といわずして何というべきなのか、、。宇宙船のようなトンネルからの暗黒の森、、そしてデューンのような広大で枯渇な土地。サイレントであり…
>>続きを読む無意識化にあるまだ理性もないくらいの子供の頃のおそらく離婚に近づいていっている、もしくは子供と距離ができつつある両親に対する記憶の映像化って感がある
すごく精神分析がベースになっている感があって、…
トンネル、森、家、並走する、左へ左へ、何から逃げていたのだろう、仏独、より遠ざかろうと?左を向きながらも車窓は右へと流れていくところも印象的。お布団。色々と読むべき箇所があるけれどなにもかもを放棄し…
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