きぬきぬ

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中にのきぬきぬのレビュー・感想・評価

3.6
野球で強豪大学だから、野球の能力を買われ奨学金入学して来たような新入生ジェイクが、野球部寮で迎える新学期までの先輩野球部員たちとの歓迎とバカ騒ぎのひととき(三日間くらいか)
大学の新学期が始まれば、次の休みまで野球部の練習と学業に明け暮れることになる。投手の補強選手も多いから、投手のジェイクもおそらく必死にならざる負えないだろうなあ。
どんなにバカ騒ぎしていても、彼らの夢はプロ野球選手!でもプロになれるか、なれなければどうなるのか、将来への漠然とした不安も垣間見える、けれどそれを振り払うように彼らは青春を今を思うがまま楽しむ。新入生たちやジェイクには、まだ始まったばかり。
そんな不安を振り払うかのような本当にきらきらした(毒気があっても)爽やかな青春の一場面を観ているのは心地良い!
彼らが皆、優れた野球部の選手であることを見せる場面も良かった。個性の強過ぎるやつらばかりだけどチームワークを重んじる処とか。そういう処をさりげなく見せる演出も巧いんだなあ。

寮やパーティや酒場で飲んで騒いで、女の子口説いての自由にやりたい放題!1980年の設定で、絶えず流れて来る様々なジャンル音楽が70年代を思わせる。カントリーからハードロックからパンク、ヒップホップ、ニューウェイブまで網羅してる。
それがまるでまだ未来が定まらない若者たちのようで、様々な音楽に漂ってもいるような感じ。このサントラたまらない!
きぬきぬ

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