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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中にのzunzunのレビュー・感想・評価

4.0
大学の新学期が始まるまでの数日間を描いた作品。
当然、浮かれまくりで連日の乱痴気騒ぎ。主な登場人物は曲者ばっかりで、体育会系なノリ。会話のすべてが下品でたわいないのだが、いちいち可笑しくて堪らない。
時にはハッとする台詞もあるが基本はお馬鹿なので素通り。
野球の練習になると推薦入学で入った連中なので、それなりに締まりがある。このままこのチームの行く末を観ていたくなる。

新学期の初っ端の講義で教授がおもむろに黒板にメッセージを書くが、二日酔いの主人公は御構い無しに気持ちよさそうに居眠り。人生の狭間の時期は夢見心地。
将来に全く不安がないところが、80sという時代を象徴しているように感じた。

鑑賞後は「あの先輩、どうしているんだろう」と考えずにはいられなくなる作品。
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