ハンポコナヨツナ

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中にのハンポコナヨツナのレビュー・感想・評価

4.0
リチャード・リンクレイター監督作品。

80年代のテキサス州立大学を舞台に、野球の奨学生として集められた学生達の新学期までの三日間を切り取った青春群像劇。
この映画とても良くて好きです。
野球部の連中は普段はとにかく底抜けに能天気なんだけど、高校から大学へと新しいステージに上がる瞬間の大人への階段を登っていく時にある“未来への希望に満ちつつも、なにか胸につかえるような漠然とし不安感”がよく出ていました。
この映画の舞台は大学ですが、こういった気持ちになる瞬間って、人生の節目となる新しい環境に登っていく時…例えば社会人になる瞬間とか、転職の時とか…そうゆう時に誰しも経験があったのではないでしょうか?
自分も学校が小→中→高と上がった時や、近い時だと去年転職した時にこんな感じに近い気持ちになってたのを思い出し、かなり共感しちゃいましたね。
それとヒロインのゾーイ・ドゥイッチがとても良かったです…この人は飛び抜けて美人という訳ではないんだけど存在感ありますね。
(前に観たダーティー・グランパの時のヒロインも良かったです)

あと、とにかく劇中の選曲がやたら良くてサントラ盤が欲しくなっちゃいましたね。
エンドロールもヨカッタ!