JIZE

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中にのJIZEのレビュー・感想・評価

3.3
カーステレオから流れでる聞き覚えのある青春のメロディ。監督リンクレイター馴染みの暖かい人間描写を織り込みながらダイアローグを通じ有機的な青春のページが切なさと同時に浮かび上がる。戻らない今日の1日に若者たちは何を想うか...日々の甘酸っぱさと男たちの暑苦しさが同居する人生の始発点に立った者らの物語だ。

登場人物がほぼ全員,赤の他人とは思えないほどの絆で繋がった兄弟感がありリンクレイターお得意の隣合わせな人間模様を親密に主張させる巧みな構築力に思えた。ただ物語が場面毎にバラけすぎてリアルなグダグダ感が垣間見えなくもない。作風ののびやかな緩い空気感により世界観の包括に成功を納めた作品に感じました。