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ニーナ・シモン 魂の歌のyokoのレビュー・感想・評価

ニーナ・シモン 魂の歌(2015年製作の映画)
3.9
シナーマンはバチこりアガる!🐰

子供のころはピアノの練習し過ぎて黒人からも白人からも孤立していたらしい。教養、地位があるためどちらにも属せないグリーンブックのドクみたいな立ち位置を思い出した。いわゆるジャズシンガー、ブルースマン的な人かと思っていたがバッハも、ブラームスも、ドビュッシーもきっちり練習していたらしい。もし歌が上手くなかったらクラシックのピアニストになってたのかな?

デヴィッドリンチのインランドエンパイアはなかなかテンションが上がらないのだが彼女のシナーマンのシーンはガンガンあがる。シナーマンをフックアップしたのはインランドエンパイアの功績の一つではないかな。他にもシナーマンは使われているようで映画好きにはシナーマンはかかせない存在ではないか。罪人、それを追いたてるような手拍子、ギター、ピアノ、ドラムのリズム、コールアンドレスポンス、アカペラのようなパートからのアウトロ、映画映えする曲だ!10分くらいの長尺だが素晴らしい。

吹き替えの人がめちゃくちゃ気合いが入っていて他の映画なら冷めそうだがこの映画は許せるwもちろん歌には被ってないのでご安心あれ。
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