愛子

ポンヌフの恋人の愛子のレビュー・感想・評価

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)
4.7
なんて強烈で鮮やかで美しいのだろう、ふたりのひりひりするような激情とエネルギーが画面越しから伝わってくるようだった
打ち上がる花火を背に全力で駆け回るシーンはきっとずっと忘れられない
濃密な黒と滲んだ光の揺らめきが美しい水面、燃え上がる駅、そして雪の降り頻るパリ。あらゆるシーンの美しさが何度でもまぶたの裏によみがえるよう
三部作すべて陰影の表情が印象的かつ瞬間の美学に満ちていたけれど、個人的にはこの「ポンヌフの恋人」が圧倒的
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