ただ単に「悪いやつと戦って勝つ」だけの話に見えてしまい,宇宙開拓を題材にする必要性が全く見えてこない作品になってしまった印象を受けた.
のび太の自室の畳の裏から遠い宇宙の彼方へ行けるワクワク感や,重力の違いから平凡な地球人がヒーロー扱いされることに自分を重ね合わせることで生まれる独特な高揚感,三枚目ばかりのガルタイト鉱業構成員の中において一人異彩を放つ悪役ギラーミンとの戦いの緊張感など,宇宙開拓史ならではの盛り上がりポイントがほとんど伝わってこなくて退屈だった.
また,クレムと大人モリーナのアフレコが結構酷かったが,案の定ゲスト声優で苦笑いしてしまった...