長編ドラえもん第2作目「宇宙開拓史」のリメイク。
宇宙開拓史はオリジナルがやや淡白な仕上がりだったこともあり、どのようにアップデートされるか気になっていたが、かなり順当な仕上がりだと思う。
のび太にワープの説明をするとき、紙を折り曲げて空間をつなぐという説明が加えられていたり、オリジナルの骨格を損ねることなくドラマが肉付けされていたりと、割とうまくまとまっている印象。
オリジナルキャラクターのモリーナも、ちゃんと役どころがあっていいものと思う。
香里奈は…声質は合ってたね！
ただ、個人的にはもう少しバトルをしっかり見たかった。
普通の小学生が重力の小さな惑星ではすごいパワーを発揮できる、というところにロマンを求めた映画なので、そこをもう少ししっかりやって欲しかった。
のび太の射撃能力にちゃんと見せ場があったり、「野球がしたいジャイアン」という設定をラストでうまく使ってたのはいいね。
ただ、個人的にオリジナルからそんなに派手さはない作品だという印象だっただけに、そこは本作でも弱いかなぁという感想は変わらず。
