ドキュメンタリーの中では、延々とカメラを回すだけのものが多い中、とてもよくまとめられており、映像的にも面白く出来ているので非常に見やすい。
なおかつ砂糖を取り続けると人間はどうなってしまうのかを実験してくれているのも素晴らしい。砂糖という身近な存在なのでファストフードだけを食べ続ける「スーパーサイズ・ミー」よりも現実味がある。
この作品を見ていると、砂糖とはタバコや酒に近いものかもしれない。
取り入れないとイライラするが、摂取すると一瞬の快感はあるものの、すぐに次が欲しくなる。完全に依存症である。
やがて肝臓の数値の悪化、内臓脂肪の増加、さらに精神の疲労や不安定感。
ただ食品業界ではこうした依存症を認めない。こうなったら自らが自分の体に起きてる変化を理解してコントロールするしかないのだ。
この映画は、甘いものをしょっちゅう食べていた自分には結構なダメージであった。
ただ見てよかった。